手術について
外科手術について
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より良い外科手術を行うため、常に努力しています!
手術が成功するかは執刀医の経験や技術、知識に大きく左右されます。当院獣医師は学会や外科手術についての勉強会や実習に積極的に参加し、常に最新の知識や技術を習得するよう努力しています。
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先端医療機器を導入しています!
当院は昔からある動物病院ですが、医療機器のアップデートは怠っておりません。例えば、愛知県ではまだ導入している動物病院が少ない耳用の内視鏡(ビデオオトスコープ)を導入しており、一歩進んだ外耳炎の治療を行っています。その他、ウェアラブル手術照明やポータブルX線撮影装置など安全に正確に手術を行うための医療機器を多数保有しています。
設備紹介 -
動物に痛みの少ない手術を行えるよう心がけています。
手術には必ず痛みが伴うため、どんな手術でも必ず鎮痛薬を投与します。当院では局所麻酔から強力な麻薬性鎮痛薬まで常備しています。また、安全に行える無理のない範囲で切開を小さくするよう努力しています。
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わかりやすく手術を説明します。
一つの病気に対し、手術方法が複数あることは少なくありません。また、合併症が起こる可能性について飼い主様に理解してもらう必要があります。当院ではこれらについてイラストを使って丁寧にご説明します。また、手術中は進行過程に合わせて多くの写真を撮影し、終わった後に飼い主様に写真を見ながらご説明いたします。
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大学病院など高度医療施設と連携
整形外科や、腫瘍の切除、口腔外科など、当院では大抵の手術に対応できるようにしていますが、難易度の高い手術や特殊な検査が必要な場合で、大学病院など高度医療施設への受診を希望される飼い主様には、二次診療施設をご紹介し、連携して治療にあたらせていただきます。
手術の流れ
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Step01術前検査
身体検査や血液検査、胸部X線検査を行い、体の状態や麻酔リスクを確認します。そのうえで、手術を行った場合のメリット、デメリット、費用などを詳しく説明するのが基本的な流れです。治療に納得していただけた場合は、手術同意書に署名していただきます。 -
Step02手術前日
麻酔をする際に胃の中に食物があると、嘔吐や誤嚥の原因となり危険です。そのため、手術前日の22時から絶食させる必要があります。また、動物の状態によっては前日からお預かりし、静脈点滴する必要がある場合もあります。 -
Step03手術当日
基本的に当日の午前9~11時までにご来院いただき、体調を確認後、静脈点滴を開始したり、鎮痛薬や麻酔前投与薬を投薬します。午前の診察が終了次第、麻酔をかけ手術を開始します。 -
Step04術後・お迎え
術後は体調に問題がないことを確認し、退院となります。手術中の所見、退院後の薬の飲み方や注意点、再診の日程などをご説明します。その後、手術の縫合部を保護するために、エリザベスカラーもしくは術後服を着用します。手術後のお迎え日時は事前にご案内しますのでご安心ください。
対応可能な手術について
下記当院で対応している手術の一覧になります。その他の手術に関してもご相談ください。
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神経・整形外科
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椎間板ヘルニア減圧術(片側椎弓切除・背側椎弓切除・ベントラルスロット)
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前十字靭帯断裂手術(関節外制動術)
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骨折整復術
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大腿骨頭切除術
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消化器・泌尿生殖器科
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会陰尿道瘻形成術
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膀胱切開、結石摘出術
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尿管切開、結石摘出術
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尿管膀胱吻合術
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会陰ヘルニア整復術
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胃・腸切開、切除吻合術
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胃捻転整復固定術
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内視鏡による胃瘻チューブ設置術
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胆嚢摘出術
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蓄膿子宮摘出術
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各種体腔ヘルニア整復術
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帝王切開
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避妊手術、去勢手術(鼠径部、腹腔内停留精巣含む)
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腫瘍科
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乳腺腫瘍切除術
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膀胱腫瘍切除術
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消化管腫瘍摘出術
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口腔内腫瘍切除術(顎骨切除含む)
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皮膚、皮下腫瘍切除術
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眼瞼腫瘍切除術
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断脚手術
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眼科
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鼻涙管洗浄
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結膜フラップ形成術
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眼球摘出術
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チェリーアイ整復術
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点状角膜切開、コンタクトレンズ装着
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部分的眼瞼縫合術
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歯科
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乳歯、永久歯抜歯
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(乳歯歯根を用いた)永久歯矯正
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歯石除去術
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その他軟部外科
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全耳道切除術および外側鼓室胞骨切り術
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外側耳道切除術
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垂直耳道切除術
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腹側鼓室胞骨切り術
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ビデオオトスコープを用いた耳道洗浄
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エキゾチック動物外科
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小鳥の卵秘解除、骨折整復など
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ウサギの歯科処置、胃切開手術など
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フェレットの副腎摘出手術など
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